遺伝子組み換え(GMO)を避ける理由?
GMOとは、“Genetically Modified Organism”の略で遺伝子組み換え作物・生物のことです。
自然界の境界を越え、植物、動物、微生物の特定の遺伝子の働きを押さえたり、またはこれを切り取って、別の生物の遺伝子配列の中にいれこみ、新しい性質をもった生物を作り出すことができます。
例として、魚の遺伝子をイチゴやトマトの遺伝子配列の中に入れ込んだり、ヤギとクモの遺伝子を移し変えることもできます!?
人間、植物、動物、環境を操作する遺伝子組み換え(GMO)に対しては、長期にわたる健康への影響に対するテストが不要なため、消費者の健康と安全は守られていません。
よって、食品に遺伝子組み換え(GMO)を使用することに対しての懸念は、消費者の中でも、どんどんと広がっていっています。
もっとも遺伝子の組み換え(GMO)の使用が広がっている作物に、大豆、トウモロコシ、ナタネ、コットン(綿)が上げられます。
2006年、アメリカで栽培された全てのトウモロコシのうち、61%は遺伝子組み換え作物です。また、大豆にいたっては、89%が遺伝子組み換えであり、さらに、数は増え続けています。
ちなみに、遺伝子組み換え食品の最大の輸入消費国は、日本です。
豆腐、しょうゆ、油、スナック菓子、大豆タンパク、コーンスターチなど、数多くの食品となっています。また、家畜の餌として、大量に使われています。
安全性は調べられていません。
もっとも使用されている遺伝子組み換え(GMO)には2種、“除草耐久性”と“殺虫性”があります。
“殺虫性作物”とは、作物自体に殺虫能力をもたせたものです。その作物を害虫がかじると、死んでしまいます。つまり、人間はこれらの作物を食べることにより、農薬を食べているようなものです。
“除草耐久性”とは、ある特定の農薬に対して作物に抵抗力を持たせるものです。
よって、作物の事を気にせず、大量の農薬をまくことができるのです。
これらはもちろん環境汚染へとつながります。
これらの遺伝子組み換え作物の代表的な企業はどこも、国際的な農薬メーカーであり、自社の除草剤と、その耐性作物の種子をセット販売しているのです。
特にアメリカにおいて、遺伝子組み換え作物は、あまりにも広がりすぎてしまい、また、
アメリカでは、遺伝子組み換えに対してラベルの表示義務がないため、知らない間に消費者が、何年も遺伝子組み換え作物・原料を食べ続けています。
幸いにも、オーガニック食品には、厳しい基準があり、遺伝子組み換えの使用は禁止されています。よって、オーガニック認定食品・商品を選ぶべきもう一つの理由でもあります。
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