オーガニックでない歯磨き・ハミガキを避ける理由?
今までにハミガキの裏面の注意書きを読まれたことはありますか?
歯を磨くことは、私たちが生活していく中で、毎日(少なくとも1日2回、もしくはそれ以上)行うことの一つです
ハミガキは、下記を目的として作られています。
・歯を健康できれいに保つ。
・虫歯、歯周病を防ぐ。
・口臭を消す。
ハミガキは、飲み込むものではありません。
日本では、一般的にハミガキの注意事項に、“ハミガキが飛び散って目に入らないように気をつける。口内の異常、発疹などのアレルギー、ぜんそく等の症状が出たら使用を中止し、医師に相談する。傷などに直接つけない”などの記載がされています。
しかし、アメリカ、オーストラリアなどでは、フッ素配合の全てのハミガキには、さらなる注意書きがつけられています。
例として、
“6歳以下の子供の手に届かないところに保管する”
“歯を磨いている以外で誤って飲み込んでしまった場合、医師に相談する、もしくは、中毒事故管理センターにすぐに連絡をする”
“飲み込まない”
“飲み込みを最小限に抑えるためにも、6歳以下の子供への使用の際には、豆粒サイズ程度の使用に留める”
“子供が歯を磨くときには、大人の目の届くところで行う”。
また、その他にも、2歳以下の子供に対して、フッ素配合のハミガキを使用しないことを薦めています。
日本で販売されている、ほとんどのハミガキにはフッ素が使用されているにもかかわらず、特に子供に対して、ハミガキを飲み込まないことなどの注意書きについては、一般的に日本ではラベル表記していません。
上記の内容でも危険を感じなかった方は、下記をご確認ください。
アメリカのFluoride Action Network (http://www.fluoridealert.org/) によりますと、フッ素配合の歯磨き(子供用として販売されている歯磨きも含め)を、もしも丸ごと1本全て、一度に飲み込んだ場合、子供を殺すのに十分なだけのフッ素が配合されており、これはあまり知られていない事実としています。
ではもしも、フッ素配合の歯磨きを大量に(ハミガキ丸ごと1本)飲み込んだ場合に人の命を奪いかねないのならば、仮に少量であっても長期間にわたり摂取していることを考えれば、賢い選択ではないことは明らかだと思います。
幼児のとき、歯磨きを習いたての頃は、ハミガキを飲み込んでしまうことがよくあると思います。小さい子供であればあるほど、ハミガキを吐き出すのが難しいものです。よって、子供にはフッ素配合でないハミガキをお使いになることをアドバイスします。
仮に、ハミガキを飲み込まないとしても、有害な科学合成物質の危険にさらされています。
口の中の粘膜内層は、約90%の吸収効率があるため、口の中の粘膜は、血液、脳、その他の体の細胞へのもっとも最短のルートの一つでもあります。よって、ハミガキの成分が、口内の組織を通して血液中へと吸収されていきます。
注意書きがされ、これらの市販ハミガキに使用されている成分で、本当に歯を磨きたいと思いますか?
市販歯磨きに含まれている、一般的に問題とされている成分をいくつか挙げていきます。
ラウリル硫酸ナトリウム(SLS:Sodium Lauryl Sulfate)
ラウリル硫酸ナトリウムは、シャンプーや石鹸などの多くのパーソナルケア製品やハミガキなどに一般的に使用されています。主に洗浄した感覚を与えるための泡の効果を必要とする製品に、発泡剤として使用されています。強い洗浄剤であり、目の損傷、深刻な皮膚炎を引き起こすことで知られています。また、人間の肝臓、腎臓に対して毒性を持ち、口内の腫瘍、湿疹、その他肌問題を引き起こすとされています。また、魚にとっても有毒な成分です。ナチュラル系のコスメに見せかけるため、“ココナッツ由来”との説明をつけ、頻繁に使用されています。
トリクロサン(Triclosan)
トリクロサンは、抗菌剤として、抗菌作用のあるハンドソープ、食器洗剤、デオドランド、マウスウォッシュ、ハミガキなど一般的な様々な家庭用品に使用されています。
研究レポートによりますと、トリクロサンが塩素を含んだ水と接触すると化学反応を起こしクロロホルムへと変化すると報告しています。これは毒性の強い化学成分であり、US EPA(米国環境保護庁)では発がん性物質の可能性があるとして分類しています。
オーストラリアのNCNAS(国家工業化学物質届出評価機構)はトリクロサンを目、呼吸器系、肌を刺激すると分類しています。また、ホルモン調節を変化させる可能性があることが動物での実験により明らかになっています。また、他の研究では、過度の使用により、抵抗力のある菌を育てることにもつながっていきます。トリクロサンは、母乳の中にも見つかっています。
米国環境保護庁(The Environmental Protection Agency (EPA))は、トリクロサンを人間、環境にとって有害な農薬として登録しています。研究所のテストでは、魚、植物、無脊椎動物などの海洋生物、また、繊細な藻にとっても有毒であることが示されています。また、これらんは生物濃縮していきます。
アメリカでは、トリクロサンを使用した商品を製造する場合には、ラベルに使用の旨を示す必要があります。トリクロサンの安全性については、FDA(米国食品医薬品局)によって見直しがされています。
プロピレン・グリコース (PG)
プロピレン・グリコースは、石油由来の成分です。ハミガキ、デオドランド、コスメ、不凍液、ブレーキ液などに含まれています。プロピレン・グリコースは、皮膚反応、アレルギーを引き起こす可能性があり、また、他の有害な化学合成物質の肌の深部への浸透を許す結果となります。研究によれば、がんとの関連性があり、生殖、発育上、器官系への毒性への懸念、また、肌、目、肺への刺激、炎症、アレルギー反応を引き起こす可能性があるとしています。
サッカリン・ナトリウム(サッカリンNa)
人工甘味料であり、発がん性の可能性のある成分です。
青色1号
人工的な青色の着色料であり、ある程度の使用量で毒性作用も持ちます。
これらの色素は、コールタール(石炭タール)から作られた人工色です。動物実験では、ほとんど全てのこれらの着色料は、発がん性物質であることがわかっています。
フッ素(フッ化物)
ほとんどの一般的なハミガキに、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウムとして使用されています。フッ素入りハミガキは、むし歯を予防することが証明されているかもしれませんが、反面、飲み込んだ場合、毒性があります。フッ化ナトリウムは、ネズミ、ゴキブリ退治薬の主成分の一つとして使用されています。大量に摂取した場合には発がん性があると考えてられており、奇形歯、関節炎、アレルギー反応、がんの発生に関連があるとされています。
パラベン
エチルパラベン、メチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベンは、毒性がある言われているにもかかわらず、多くのハミガキ、個人衛生用品の中に保存料として使用されています。
パラベン系の化学合成物資は、内分泌系を分断させることがわかっています。また、パラベンは接触性皮膚炎を引き起こし、また、多くのアレルギー反応、アトピー性皮膚炎を引き起こすとされています。
では、従来の歯磨きに置き換わる安全なハミガキ、オーラルケアとは?
成分の中でも塩、重曹は大量生産されている一般的なハミガキに置き換わるものです。
市場の中で販売されているいくつかのハミガキには、ナチュラル(天然)、フッ素・フリー、SLS(ラウリル硫酸ナトリウム)・フリーという言葉を謳っている商品がありますが、全ての商品がナチュラルで、安全であると信じて、これらの宣伝文句にはだまされないでください。なぜなら、多くの商品は、その他の化学合成物質、人工甘味料、人工香料、添加物が使用されているからです。
本当に安全で、ナチュラルなハミガキを見つけるは難しいですが、成分ラベルをよく見ることが必要です。
多くの消費者の方は、SLS(ラウリル硫酸ナトリウム)、フッ素、トリクロサン、人工甘味料、人工香料、人工着色料を避けるために、オーガニック・ハミガキへ切り替える方が増えています。
ナチュラル、オーガニック・ハミガキで使用される成分は、ハミガキによって大きく異なりますが、一般的に、アロエベラ、海塩、植物、ハーブエキス、エッセンシャルオイルなど、ナチュラルで、オーガニック認定な原料から構成されています。
重炭酸ソーダー(Bicarb soda)は、オーガニックのハミガキでは、メインの原料として使用されているのが一般的です。重炭酸ソーダーは、歯にやさしい研磨剤であり、酸中和作用の特性があります。
歯垢を効果的に取り除くことにより、歯を清潔に白くします。天然の抗菌作用のあるオイル、塩、ハーブが虫歯、口臭の原因となる菌を殺します。アロエベラは、歯茎を沈静・治癒させます。また、カモミールやその他のハーブは、歯肉の炎症を減らすために使用されることがあります。
オーガニック・ハミガキは、あなたのご家族、子供にとって、安全な選択肢となります。本当のオーガニック・ハミガキであれば、化学合成物質が口に入ってしまうことを心配する必要もないのです。